児童の成長の一部をお知らせします。
2024.10 金子先生(保育士・児発管)
6歳(男子)発達障害傾向 R4.9~利用
【保護者様のご希望】
・お友達とコミュニケーションをとれるようになる
※仕草でのアピールはあるが、言葉で伝える事は難しい
【目標】言葉が出るようになる
【改善状況】
仕草でのアピールが増えたが言葉が出ない為、学習や遊びを通して、言葉のインプットや口の模倣・発声の練習を行った。はじめは口の模倣だけで発声がなかったが、徐々に一音ずつ同じ発音で言葉が出るようになってきた。言葉が出た際にたくさん褒める事で自信がつき、以前よりも積極的に言葉が出るようになると共に聞き取りやすくなってきている。言葉のインプットも並行して行っていたことで、色や動物なども言えるようになり先生が質問すると「あか!」等答えることができている。保護者様も日常生活の中で言葉を発することが増えたことを感じており、喜ばれている。
2024.10 富谷先生(理学療法士)
5歳(女子)発達障害傾向 R3.12~利用
【保護者様のご希望】
・相手の気持ちの理解ができるようになってほしい
※ごっこ遊びをする中でも自分中心のルールになってしまい、他者とうまく関わる事ができない
【目標】
・職員が一緒に介入しながら徐々量を減らし、1人でもお友達と関わる事ができるようになる
【改善状況】
通所開始時はお友達との関わりが少なく、職員と遊ぶことが多かったが徐々にお友達と関わりを持って遊ぶことができるようになってきた。お友達と遊ぶ事が増え始めた事で自分のしたい事だけを伝えてしまいお友達のやりたい事やお話を聞くことができないことがある。職員が間に入り双方の意見を聞く時間を作り、お友達と当該児童の意見を混ぜ合わせながら一緒に遊びの組立てを行い、他者と関わる楽しさを学んでいった。次第に職員の介入量が減り自らお友達のお名前を呼び、「何して遊ぶ?」と楽しそうに関わる姿が見られるようになった。
2024.9 佐藤先生(児童指導員)
2歳(男子)発達障害傾向 R6.4~利用
【保護者様のご希望】
・1人でトイレができるようになってほしい
※オムツを使用しており、トイレでの排尿成功もない
【目標】
・トイレで排尿できるようになる
【改善状況】
オムツに排尿をしており便座に座ると不安そうな表情を浮かべることが多かった。便座に座ることに慣れていけるよう「10数えよう」と見通しをつけると共に、「おしっこ、しーしーだね」等と排尿への意識づけに繋がるような声掛けを行ってきた。こまめにトイレにも誘導し、その中でタイミングが合い排尿が成功したことをきっかけに徐々にトイレでの排尿経験を重ねるようになってきている。排尿があった際にはその都度全職員で褒めることで達成感と自信を積み重ねていき、徐々にトイレの時間までオムツを濡らさずにトイレで排尿をする姿も見られるようになってきている。
2024.9 本多先生(児童指導員)
4歳(女子)発達障害傾向 R5.11~利用
【保護者様のご希望】
・自分の気持ちを伝えられるようになってほしい
※嫌なことがあった際に落ち着いて伝えるのが難しい
【目標】
・気持ちを伝えられるようになる
【改善状況】
集団学習や運動などで自分が勝負事で負けてしまいそうな時に「やだ!」「やりたくない!」と参加に拒否を示す事もあった。負けてしまってもまた次頑張ろう、と声掛けを行い「まぁ、いっか」と気持ちが切り替えられるように支援を行った。実際に「まぁいっか」と言えた際は「素敵に言えたね!」「また次頑張ろう!」と褒めさらに自信へと繋げていった。少しずつ、勝負事で負けてしまっても「まぁ、いっか!お家でも練習してみる!」と自然と自分から切り替えることもできている。また、「負けちゃって悔しかったの」と自分の気持ちも落ち着いて伝える事が出来るようになってきている。
2024.8 中澤先生(保育士)
5歳(男子)発達障害傾向 R4.12~利用
【保護者様のご希望】
・他者とのコミュニケーションや、お友達とやりとりが出来るようになってほしい
※他者とのやり取りが少なく、一人遊び中心で過ごしている
【目標】
・他者とのやりとりを増やし、お友達とコミュニケーションをとれるようになる
【改善状況】
通所開始時は、表情が乏しく、一人遊び中心で過ごすことが多かった。児童の興味がある遊びを通し、たくさん話しかけコミュニケーションを取るなかで、緊張もほぐれ笑顔が増えた。発語も少なかったが、少しずつ言葉が増え、簡単な会話が出来るようになり、今では語彙も増え、会話を楽しむことが出来ている。ブロックで電車や駅を作るのが好きなので、職員がお友達を呼び、遊びを広げる事で友達と遊ぶ楽しさを知った。最近は自分からお友達を誘ったり、誘いにのり一緒に遊ぶことを楽しめている。保護者様も先生の介入なくお友達と遊んでいる様子を見て喜ばれている。
2024.8 富谷先生(理学療法士)
6歳(女子)発達障害傾向 R6.4~利用
【保護者様のご希望】
・みんなの前でも自信をもって発表や自分の意見を言えるようになって欲しい
※一人遊びが中心で個別学習においても首振りや「うん・ううん」のみで意思表示を行うことが多い
【目標】
・お友達との関わりを増やし自信をもって活動に参加できるようになる
【改善状況】
通所開始時は1人遊びが中心でお友達の前に立つと緊張で萎縮してしまう事が多かった。自己紹介ゲームをし合い、お友達や先生と「同じ所はどこかな?」と同じ探しを行った。『ブロック遊びが好き』という共通点を見つけたお友達と関わる姿が増え始めた。学習面でもフルーツバスケットの音頭をとる係を先生と一緒に行ったところ、みんなと一緒に楽しく取り組む事ができ、次第に緊張する事が減ってきた。学習で行ったことを自由遊び時間中にお友達同士で取り組んでみたり自分から先生やお友達にお話をしに行ったりと自信がついた様子だった。今では顔を上げ大きな声で発表できるようになり、保護者様も感動されていた。
2024.7 本多先生(児童指導員)
5歳(女子)発達障害傾向 R4.2~利用
【保護者様のご希望】
・トイレで排尿できるようになってほしい
※トイレに座ることはできるが、排尿はおむつに出ている
【目標】
・トイレで排尿ができるようになる
【改善状況】
オムツに排尿が日常で、トイレに行き座る事はできてもトイレでの成功が無かった。「トイレでおしっこするんだよ?」とまずは“トイレはおしっこする場所”の意識付けができるよう声掛けを行い、通常のトイレ誘導時間以外にも細かくトイレへ誘導した。タイミングが合い、トイレで少しでも排尿ができた際に大いに褒めることで嬉しい経験を重ねていった。次第にトイレで自然と排尿できるようになり、オムツからパンツへと完全に移行することが出来た。保護者様とも、トイレトレーニングの様子を共有する事でご自宅でもトイレで成功することができた、と大変喜ばれている。
2024.7 眞後先生(保育士)
5歳(男子)発達障害傾向 R5.2~利用
【保護者様のご希望】
・気持ちをコントロールできるようになってほしい
※勝負に負けると大声で泣き、暴れることがある
【目標】
・気持ちを切り替えて次の動きに移れるようになる
【改善状況】
年中になり競争心が芽生えてきていることで、勝ち負けへの強いこだわりがでてきている。4、5月頃は負けてしまうと大声で泣き出し、落ち着くまでに20~30分ほど時間がかかっていた。勝負がある取り組みの際には負けても「(頑張ったから)ま、いっか」と言うお約束で行っており、それを言う事によって気持ちを切り替えて次の行動が取れるように常に支援している。本児には落ち着いた頃を見計らってその言葉を言えるように促し、自分で落ち着けた事を大いに褒めていた。次第に大声で泣く事が少なくなり、現在では悔し泣き程度で治まっている。「ま、いっか」もすぐに言えるようになり、切り替えも上手になった。
2024.6 富谷先生(理学療法士)
3歳(男子)発達障害傾向 R6.2~利用
【保護者様のご希望】
・前を向いて食事ができるようになってほしい
※周りが気になり椅子に着席できず食事に取り組めない
【目標】
・食事の楽しさやマナーを学ぶ
【改善状況】
利用開始時は椅子に着席しお弁当に取り組むことができなかった。保護者様にも協力して頂き本児童の好きなおかずに変更をお願いし、お隣の席を年長や食への興味が強い児童にするなどの環境を整えた。お友達と一緒のおかずを食べた際に「○○くんと一緒だね!嬉しいね!」「卵焼き先生も入ってたよ!」と食事の楽しさを伝えていくと、お友達の真似をしてカトラリーを用いて食事を行ったり完食することが増え始めた。「お弁当ピカピカ素敵!」と全員で褒める事で最後まで前を向いて食事を行う事が習慣化され、カトラリーを用いて食事ができるようになった。
2024.6 金子先生(保育士・児発管)
3歳(男子)発達障害傾向 R5.10~利用
【保護者様のご希望】
・お友達とコミュニケーションをとれるようになる
※発語が少なく、お友達との関わりはない
【目標】発語を増やす
【改善状況】
学習時の「できた」と伝えることやお返事はあるが、遊びの中での発語や質問に対しての返答がない状況であった。学習の中で、口の動かし方や模倣動作を繰り返し行う事で発声が増えてきた。少しずつ職員とのやりとりが増え、気持ちが伝わる嬉しさを感じることで職員の問いかけに対して、答えようとする姿が見え始めた。遊びの時間でも、ごっこ遊びのようにお話をしながら遊ぶことが増えている。まだ発音は不明瞭ではあるが、やりとりができるようになった事や気持ちを伝えようとする姿が増えたことを、保護者様は大変喜ばれていた。
2024.5 中澤先生(保育士)
5歳(男子)発達障害傾向 R5.6~利用
【保護者様のご希望】
・他者とのやりとりができるようになってほしい
※他者への興味が少なく、一人遊びを好んでいる
【目標】
・他者へ興味をもち、交流できるようになる
【改善状況】
自分のペースで遊ぶことが好きで、一人でブロック遊びをしている事が多かった。他者の遊びにも興味が持てるよう声掛けをしたりブロックで遊んでいる時に、近くにいる児童も遊びに巻き込むことで、他者が近くで遊んでいても気にせず遊べるようになった。最近では、年下の児童に優しく接する姿も見られるようになり、保護者様も大変喜ばれている。また「○○くん、おもちゃ貸して」や「○○先生、絵本ありがとう」など、言葉でのやりとりを日々促すことで、自発的にやりとりができるようにもなってきており、大人が介入しなくてもスムーズに交流できる場面が増えていると、保護者様も満足されている。
2024.5 本多先生(児童指導員)
5歳(女子)発達障害傾向 R3.7~利用
【保護者様のご希望】
・一人で身だしなみを整えられるようになってほしい
※着替える際に前後の確認をせず着てしまったり、畳まずにしまってしまう
【目標】
・服の前後の確認ができるようになる
【改善状況】
着替える際に脱いだ服を裏返しのままだったり、着る時も前後の確認をせず着てしまうことが多かった。まず「この絵が前だよ、こっちが、背中だよ」など分かりやすい声掛けで前後の確認の意識付けを行った。また保護者様に着替えを用意してもらい、来所時に着替えの練習を行った。トイレの時も、「肌着をズボンの中にいれようね」と日中を通して身だしなみを整える習慣を設け、出来た時に大いに褒めた。今では着替える際に前後の確認をしたり、脱いだ服も声を掛けなくても自発的に畳んでしまうことが出来てきている。身だしなみが自発的に整えられるようになった児童の姿に保護者様も大変喜ばれている。
2024.4 眞後先生(保育士)
5歳(女子)発達障害傾向 R4.3~利用
【保護者様のご希望】
・色々な人と関わり、自分の気持ちを伝えられるようになってほしい
※自信がなく、一人で遊んでいる事が多い
【目標】
・積極的にコミュニケーションがとれるようになる
【改善状況】
恥ずかしがりやで下を向いて小さな声で答える姿が多かったが、教室や先生に慣れるにつれて「できた!」「先生見て!」等の声を自発的に発するようになってきた。通所開始から2年が過ぎ、『頑張った』『できた』をたくさん経験した事でトイレの成功、学習面での成長等、様々な場面で自信をつけている様子がある。会話でのコミュニケーション力も伸びて年下の児童に教える場面も見られ、先生の介入が無くてもお友達と楽しく遊ぶことができるようになってきている。「たくさん褒められて園でも積極的になっています」と保護者様も大変喜んでくださっている。
2024.4 金子先生(保育士・児発管)
4歳(男子)発達障害傾向 R4.10~利用
【保護者様のご希望】
・他者とコミュニケーションをとれるようになってほしい
※関りの中で自発性はなく、声量が小さい
【目標】お友達との会話を楽しむ
【改善状況】
遊びや学習を通して、言葉でのやりとりをする機会を作ったところ、少しずつ挨拶や先生からの問いかけに対しての返答が上手になってきた。気持ちが伝わる嬉しさを実感することで、本児から先生へ「○○先生、こんにちは」「今日はお勉強なにするの?」と話し掛ける様子も増えている。また、以前は自信がなく声量も小さかったが、「小さい声だと聞こえないよ」と繰り返し伝えると、徐々に相手に聞こえる声の大きさで話すことができるようになってきた。ご自宅でも、保護者様や兄弟間での言葉でのやりとりが上手になった事を実感されており、大変喜ばれている。
2024.3 本多先生(児童指導員)
3歳(男子)発達障害傾向 R3.2~利用
【保護者様のご希望】
・身辺自立が一人で出来るようになってほしい
※身の回りのことを一人で行うことがまだ難しい
【目標】
・身の回りのことを一人で出来るようになる
【改善状況】
利用開始当初は、バックを自分で持ったり靴や靴下を一人で脱いだりすることができず先生と一緒に行う事が多かった。一緒に行っていく中で、「まずは靴脱ぐよ」「次は靴下脱ぐよ」などわかりやすい声掛けでの促しを意識して行った。一つできたら職員全員で褒めることで、『褒められたらうれしいな』という経験を増やし自発的に児童が動けるに、少しずつ補助の量を減らしていった。積み重ねていくことで、来所してから朝の身支度への時間が少しずつ早くなり、自発的に靴や靴下を脱ぐ姿も見られるようになった。保護者様も児童の成長ぶりに大変喜ばれている。
2024.3 中澤先生(保育士)
5歳(女子)発達障害傾向 R3.5~利用
【保護者様のご希望】
・お友達とコミュニケーションをとれるようになってほしい
※他児への興味が出てきて関わろうとする様子が見られ始めた
【目標】
・お友達との関わりを増やしコミュニケーションをとれるようになる
【改善状況】
話す事や伝える事が上手になり、お友達と会話を楽しめるようになってきた。その反面、自分の伝えたいことだけを伝えてしまい相手の話を聞けていないことがある。質問ゲームや自由遊びの中で、『聞く力』『話す力』の約束を守れるよう支援しながら会話を楽しめるように働きかけたところ、会話のキャッチボールが上手になった。お友達に興味を持つようになり、年長児がリーダーとして声掛けやお手本になれるよう行動するのを見て、自分ももうすぐ年長になることを意識し全体に向けて声掛けをする姿がみられるようになってきた。コミュニケーション力も伸びて児童の意識も変わり、保護者様も大変喜ばれている。
2024.2
5歳(女子)発達障害傾向 R4.3~利用
【保護者様のご希望】
・お友達とコミュニケーションがとれるようになってほしい
※自信がなく、自発的な発語が無い
【目標】
・自分から話せるようになる
【改善状況】
自発的な発語がほとんどなく、一人で遊ぶ場面が多く見られた。たくさん声をかけて、「はい、どうぞ」「ありがとう」などのやり取りを増やして、関わりを多くもっていった。「はい、どうぞ」の声がはっきり聞こえた時に職員全員で褒めたところ、とても嬉しそうにしていた。それ以後どんどん声が大きくなり、はっきりと伝えることが出来るようになった。自発的な「できた」「みて」などの発語も聞かれるようになり、笑顔が増え、友達の遊びを真似てみたり活動にも広がりが出てきている。園でも自信をもって様々な活動に参加できるようになった。保護者様も本児の大きな声での挨拶に驚き、大変喜ばれている。
2024.2 富谷先生(理学療法士)
5歳(女子)発達障害傾向 R3.7~利用
【保護者様のご希望】
・みんなと一緒に活動に参加し、時間で行動できるようになってほしい
※「みんなと一緒に」という意識が低く時間内に製作物を完成させること・お終いにすることができない
【目標】
・みんなと一緒に流れに沿って動けるようになる
【改善状況】
次の活動に移る際、自分のしたい事が先行してしまい中々参加できず、時間内に終わらせる事やお終いの切り替えが難しかった。はじめに「今は〇〇の時間なので○○をします」と今に集中できるように声かけを行った。活動時間内で製作や学習を完成できた際には「素敵な作品だね!最後までできて嬉しいね!」と大いに褒め、『できた』の経験をした。以前よりも活動への参加が積極的になり、時間の区切りや今することを意識し行動できるようになった。今では自発的に活動に参加し、園でも製作物をみんなと一緒に完成にさせることやお終いにできることが増えており保護者様も大変喜ばれている。
2023.12 中澤先生(保育士)
4歳(男子)発達障害傾向 R3.10~利用
【保護者様のご希望】
・他者とコミュニケーションがとれるようになってほしい
※児童からの発声は少ないが、促されると答えられる時がある
【目標】仕草や発声で他者とコミュニケーションがとれるようになる
【改善状況】
発語が少なく、緊張した様子で過ごし、一人で遊ぶことが多かった。たくさん声を掛けコミュニケーションをとることで、言葉のインプットを行い発声や発語が増えるよう支援した。また、保護者様から伺った児童の興味あるアニメやゲームキャラクターを取り入れた遊びで支援するうちに、児童からの発語も増え笑顔で過ごせることが増えた。他児にも興味が持てるよう遊びを通して職員が仲介したところ、今では他児と自然に遊ぶことが出来るようになった。遊びの際言葉でのコミュニケーションや、トイレ時なども言葉で伝えられるようになり、保護者様も大変喜ばれている。
2023.12 富谷先生(理学療法士)
2歳(男子)発達障害傾向 R.11~利用
【保護者様のご希望】
・集団の中で楽しく過ごしてほしい
※集団への参加がはじめてのため、順番待ちや他者とのかかわりが困難
【目標】
・集団生活を送れるようになる
【改善状況】
通所開始時は運動・学習の順番待ちができない、お友達が遊んでいるおもちゃを取ってしまう等があった。「かっこよく待っていたら順番がくるよ」と声掛けを行い、手はお膝の姿勢がとれた際に大いに褒めた。『かっこいい姿勢がとれたら呼ばれる』『運動や学習楽しいな』などをたくさん経験し、徐々に自発的な行動に繋がった。順番待ちができるようになるとお友達が遊んでいるおもちゃをとってしまう場面が減り、自分から関わろうとする場面が増えていった。今ではお友達に会えるのが楽しみで笑顔で教室に入ってくる姿も見られ、保護者様も喜ばれている。
2023.11 富谷先生(理学療法士)
4歳(男子)発達障害傾向 R5.1~利用
【保護者様のご希望】
・集団に対する指示を最後まで聞き、集団から遅れることなく行動出来るようになってほしい
※「集団で動く」「話を最後まで聞く」意識が低く、個別の声掛けを行っている
【目標】
・全体指示を最後まで聞き、集団で動けるようになる
【改善状況】
自分が行っている事へ集中しすぎる傾向があり、全体指示を最後まで聞くことが難しく個別に声掛けを行い活動に参加していた。はじめに『集団で行動する』という意識向上の為に、「今は何のお時間だっけ?みんなと一緒だよ」と声掛けを行った。次第にお友達を意識し始め一緒に遊ぶ姿が増えた事で、『周りのお友達を見る』習慣が付きみんなと一緒に行動する事ができるようになった。関わりが増えた事でやりとりのルールを学び、『話す番』『聞く番』の理解も進んでいる。
2023.11 眞後先生(保育士)
3歳(男子)発達障害傾向 R4.12~利用
【保護者様のご希望】
・言葉でコミュニケーションがとれるようになってほしい
※大人の手を引いたり、仕草での要求はあるが、声や言葉が出ていない
【目標】
・発声も合わせて要求を伝えられるようになる
【改善状況】
自分の気持ちを伝えようとする意思はあるものの、『手を引く』等の行動でのみ伝えており、上手く伝わらない時には泣いている事が多かった。荷物の整理や靴下を履く事等の身支度、ブロック遊びを通じて「”やって”だよ」「これがしたいの?」と声を掛けながら一緒に行い、終わった時には「できたね!」と一緒に喜んでいたところ、徐々に発声が増えていき、半年程で「できた!」の音程で発声を伴ったアピールが出るようになった。現在は「やって」等の要求も声で伝えられるようになり、伝わる事で気持ちも落ち着いた様子で自食やトイレでの排尿等様々な事ができるようになってきている。
2023.10 金子先生(保育士・児発管)
4歳(男子)発達障害傾向 R5.3~利用
【保護者様のご希望】
・ダンスが踊れるようになってほしい
※活動時、先生の見本を見ているが、みんなと一緒に体を動かすことは難しい
【目標】音楽活動に参加できるようになる
【改善状況】
朝の会の手遊び歌やダンス活動の際に、声掛けすると「やらない!」と言って活動へ参加することが難しかった。児童の好きそうな動作(片足立ちやジャンプ)の時に職員がサポートすると参加できた時があり、その瞬間を職員全員で褒めるととても嬉しそうな様子が見られた。この日をきっかけに、少しずつ自信がつき体を動かして参加できることが増えた。現在は声掛けなく、音楽が流れると手遊び歌やダンスに参加できるようになってきた。先生を見ながら踊れている様子をお伝えすると、保護者様も喜ばれている。
2023.10 中澤先生(保育士)
4歳(男子)発達障害傾向 R3.6~利用
【保護者様のご希望】
・トイレのアピールができるようになってほしい
※トイレ時に気持ちの切替が難しい時があり、トイレでの排尿成功も殆どない
【目標】オムツ交換やトイレに行きたい時に伝えられるようになる
【改善状況】
来所時はトイレに誘われた際に、気持ちの切り替えが上手くいかず泣いてしまうこともあったが、事前予告をする事でトイレに誘われた際に気持ちを切り替え、すぐにトイレへ向かうことが出来るようになった。トイレでの排尿が成功することは殆ど無かったが、成功時には全員で大いに褒めることで成功体験を積み、自宅や保育園での排尿成功も増えた。また、トイレのタイミング以外でも「トイレ行きたい」と言葉で伝える事が出来るようになった。日々の成長を保護者様にお伝えし、大変喜ばれている。
2023.9 富谷先生(理学療法士)
5歳(男子)発達障害傾向 R3.10~利用
【保護者様のご希望】運動会練習や発表会練習など集団指示で行動できるようになってほしい
【状態】1~2つの指示に対する理解は早いが3つ以上の連続指示や複雑な指示理解が乏しい
【目標】3連続以上の指示や複雑な指示の情報処理能力の向上をめざす
【改善状況】
集団に対して3つ以上の指示を出した際に順番が前後してしまったり、わからなくなってしまい止まってしまう場面が多々あった為、見たもの・聞いた事をすばやく判断する力の向上を目指してじゃんけんや指示したひらがなをランダムに読んでもらうなどゲーム性をもたせた課題を行った。落ち着いて聞くように促しながら初めはゆっくり、徐々にスピードを早めて行っていくと勝敗の理解やひらがなを判断するのが早くなっていき、集団になっても3つ以上の指示や複雑な運動の指示を聞いてスムーズに行動できるようになった。
2023.8 本多先生(児童指導員)
3歳(男子)発達障害傾向 R4.12~利用
【保護者様のご希望】自宅外でも食べられるようになってほしい
【状態】自食はできるが、家族がいない環境で食事をするのが難しい
【目標】お弁当を食べられるようになる
【改善状況】
利用当初はお弁当を食べなかった。偏食もあった為、保護者様に協力してもらい本人の食べられるものを入れてもらう事で少しずつ食べられるようになった。初めて完食できた時に「すごいね!頑張ったね!」と職員全員で褒めるととても嬉しそうにし、完食する日が増えていった。今では、お友達を見てお箸も使うようになった。園でも完食できるようになり、保護者様も喜ばれている。
2023.8 中澤先生(保育士)
4歳(女子)発達障害傾向 R3.5~利用
【保護者様のご希望】言葉でコミュニケーションをとれるようになってほしい
【状態】発語はあるが明瞭ではなく、会話は難しい
【目標】言葉で気持ちを伝えられるようになる
【改善状況】
単語での発語はあったが、職員やお友達とのやりとりを繰り返す事で二語文が増え、会話もできるようになってきた。また、トイレでの排尿時にタイミングが合い、偶然成功した際にも職員全員で褒めたところ、その成功をきっかけに自宅や園でも成功するようになった。会話が出来るようになった事で、トイレに行きたい気持ちを伝えられるようになり、保護者様も大変喜ばれている。
2023.7 金子先生(保育士・児発管)
4歳(男子)発達障害傾向 R5.4~利用
【保護者様のご希望】集団生活ができるようになってほしい
【目標】周りをみて動けるようになる
【改善状況】
利用開始当初は、一日の流れを理解していても先生の注意をひくために集団で動くことが難しかった。集団で動けている児童が褒められている姿を見て、『自分も褒めてもらいたい』『頑張っている姿の方が先生に見てもらえる』と自身で気づき、流れに沿って行動出来るようになってきた。周りをみてお友達と一緒に集団で生活できるようになってきており、保護者様も喜ばれていた。
2023.6 富谷先生(理学療法士)
5歳(女子)発達障害傾向 R4.5~利用
【保護者様のご希望】大人数の前でも自分の気持ちを伝えられるようになって欲しい
【目標】みんなの前で発表できるようになる
【改善状況】
みんなの前で自分の気持ちや意志を伝えることが難しかった。“自分の食べたいものをお友達に伝える”“お願いされた物をお店屋さんに伝え配達を行う”遊びを通じて、先生と一緒に伝えるところから徐々に支援を減らし「伝える事ができた!楽しい!」を沢山経験した。その後、みんなの前でも自分の意志や気持ちを自信をもって伝える事が出来るようになり、教室のみならず公園や園などでも自分からお友達に伝える姿が見られ保護者様も喜ばれている。
2023.6 中澤先生(保育士)
5歳(女子)発達障害傾向 R4.3~利用
【保護者様のご希望】1人でトイレが出来るようになる
【目標】トイレで排尿できるようになる
【改善状況】
初めは言葉が殆ど出ず緊張して過ごしていた。「できた」「やって」など声で知らせるよう伝え、言えた時には褒めることを繰り返すと自信につながり意欲的に過ごせるようになった。トイレでの排尿は成功したことがなくトイレでオムツに排尿する事が多かった。偶然タイミングが合い少し排尿できた時に職員全員で褒めた所、次のトイレも排尿成功した。これをきっかけに自宅や保育園でもトイレでの排尿が成功するようになり、保護者様も大変喜ばれている。
2023.5 本多先生(児童指導員)
3歳(男子)発達障害傾向 R5.1~利用
【保護者様のご希望】言葉で気持ちが伝えられるようになってほしい
【目標】言葉が出るようになる
【改善状況】
初めは身のまわりの事殆どに支援が必要だった。職員が一つずつ流れを教えていく事で徐々に来所後の流れを理解し、少ない声掛けで準備することができている。「できた」のアピールも初めはじっと見つめるだけだったが、職員が「できた、だよ」とその都度声をかけていく事で自発的に「できた!」と言える場面が増えてきている。
2023.4 中澤先生(保育士)
4歳(男子)発達障害傾向 R4.9~利用
【保護者様のご希望】会話が出来るようになってほしい
【目標】言葉が出るようになる
【改善状況】
利用開始時は言葉が出ず、泣くことが多かった。遊びながら沢山話しかけ、少しでも発語があれば褒め、伝わる事の喜びを実感できるよう心掛けた。最近は職員の言葉を模倣するようになり、はっきりと単語を言うことも増えてきた。言葉が出始め保護者様も大変喜ばれている。
2023.4 金子先生(保育士・児発管)
2歳(男子)発達障害傾向 R4.12~利用
【保護者様のご希望】集団生活ができるようになってほしい
【目標】教室に慣れ、楽しく通えるようになる
【改善状況】
利用開始時は母子分離が難しく、来所後に泣いていることが多かった。まずは遊びの時間に、ブロックで一緒に丸を作って転がすなど職員との関わりを増やし関係性を築いていった。徐々に自発的に職員の所へきて「あそぼ」のアピールが見られるようになった。教室に慣れてきたことで、来所後に泣くことはなくなり、玩具で色々な形を作れるようになる等、楽しく通うことができており、保護者様も喜ばれている。
2023.3 眞後先生(保育士)
4歳(女子)発達障害傾向 R3.2~利用
【保護者様のご希望】言葉で気持ちを伝えられるようになってほしい
【目標】言葉が出るようになる
【改善状況】
発声が少なく、他者意識も低かったので、職員とたくさん関わる事から始めた。職員との関係性が出来てくると発声が増え、自分から職員の手を引いて伝える姿が見られるようになってきた。お弁当やおやつの袋を開ける際に「あけて」「やって」と都度促したところ「あけ(て)」「やっ(て)」「でき(た)」と少しずつ言えるようになっている。
2023.3 富谷先生(理学療法士)
4歳(男子)発達障害傾向 R4.4~利用
【保護者様のご希望】気持ちにムラなく、過ごせるようになってほしい
【目標】気持ちの切り替えが出来るようになる
【改善状況】
自分自身のルーティンがあり、場面転換時に崩れてしまう事があった。事前に声掛けを行い、次は○○だね!と本人と確認を行った。また、タイマーがなったらお終いの合図を決めた。次第に個別の声掛けから集団への声掛けのみで切り替えられるようになった。先生が集団への声掛けをした際に一番大きな声で「はーい!」とお返事をしてくれている。教室のみならず、ご自宅や園でも切り替えが早くなったと喜ばれている。
2023.2 金子先生(保育士・児発管)
5歳(女子)発達障害傾向 R4.11~利用
【保護者様のご希望】お友達とコミュニケーションがとれるようになってほしい
【目標】お友達と遊べるようになる
【改善状況】
通所開始時は、自由遊びの時間に一人で遊ぶ姿が多く見られた。職員が介し他者との関わりを増やしていく事で、異年齢のお友達と一緒にブロックを作ったり、ごっこ遊びが出来るようなってきた。保育園でもお友達との関わりが増え、保護者も喜ばれている。
2023.2 中澤先生(保育士)
3歳(女子)発達障害傾向 R4.7~利用
【保護者様のご希望】集団生活のルールやお友達との関わり方を身につけてほしい
【目標】他者とのやりとりが出来るようになる
【改善状況】
通所開始時は他児への興味が少なく、一人遊びが中心だった。他児へ興味が出始めたタイミングで、職員が仲介し一緒に楽しむ経験を積んだところ、自ら「一緒に遊ぼう」と友達を誘えるようになった。最初は特定の友達と遊んでいたが、今では誰にでも声をかけ積極的に関われるようになり保護者様も喜ばれている。
2023.1 中澤先生(保育士)
5歳(男子)ダウン症 R3.4~利用
【保護者様のご希望】身の回りのことが自分でできるようになってほしい
【目標】身辺自立を進める
【改善状況】
初めは身の回りの事殆どに支援が必要だった。トイレでは体幹が弱く座っていられる時間が短かった。自由遊びで座って遊ぶ習慣をつけた事でトイレでも長く座れるようになり、排尿も成功するようになった。食事は詰め込みがちで手で食べることがあったが、食具で食べるよう促したところ、詰め込みが減り、自食できるようになった。身辺自立が進み、保護者も喜ばれている。
2022.12 富谷先生(理学療法士)
4歳(男子)発達障害傾向 R4.4~利用
【保護者様のご希望】たくさんのお友達と遊べるようになる
【目標】集団において関わりを持てるようになる
【改善状況】
通所開始時は「この子とだけ遊びたい」という気持ちが強く、集団において関わりを持つ事が少なかった。先生と遊んでいる時に「入れて」と伝えてくれたお友達に対し先生と一緒に「いいよ」と伝えた。次第にお友達の数を増やし先生の介入を減らし、「いいよ」と言えた時に大いに褒めた。次第に自分から集団に入る事が出来ようになり、教室のみならず保育園でもお友達と関わる姿が増え、保護者様も喜ばれている。
2022.12 眞後先生(保育士)
6歳(男子)発達障害傾向 R3.5~利用
【保護者様のご希望】就学に向けて集団生活ができるようになって欲しい
【目標】集団に合わせて動けるようになる
【改善状況】
自発的に動く事が少なく、自分でできる事も声掛けを待つ様子があった。”集団で動く”を意識してもらう為に「みんなと〇〇するよ」と具体的な声掛けから、徐々に「みんなは今何してる?」と自分で考える事を促していった。次第に自分から助けを求めたり、集団指示のみで動けるようになり、現在は周りを見て自発的に動く事ができている。就学に向けて成長した姿に、保護者様も喜ばれている。
2022.11 中澤先生(保育士)
4歳(女子)発達障害傾向 R4.3~利用
【保護者様のご希望】言葉で気持ちを伝えられるようになってほしい
【目標】「出来た」が言えるようになる
【改善状況】
初めは言葉を発することが苦手で声も小さく、「貸して」等と気持ちを伝えることも難しかった。その為、朝の準備が終わった時や食事を完食した時に、小さな声でも伝えられるよう促したり、少しでも言えた時に職員全員で褒めるようにした。褒められる事で自信にも繋がり、声も大きくはっきりと「出来た」と伝えられるようになった。園でも積極的になったと保護者様も喜ばれている。
2022.11 本多先生(児童指導員)
4歳(男子)発達障害傾向 R4.9~利用
【保護者様のご希望】気持ちを言葉にして伝えられるようになってほしい
【目標】他者と関われるようになる
【改善状況】
初めは自由遊びの中で一人で遊んでいることが多かったので、まずは「一緒にあそぼう」など声をかけて関わりを増やしていった。先生を介して他の児童と遊んでいくなかで、少しずつ表情も柔らかくなり、自分からお友達の輪の中に入って一緒に遊ぶ機会が増えてきている。園でも自分の気持ちを言葉にしてアピールすることができていて、保護者様も喜ばれている。
2022.10 金子先生(保育士・児発管)
2歳(女子)発達障害傾向 R4.7~利用
【保護者様のご希望】集団生活が出来るようになってほしい
【目標】教室に楽しく通えるようになる
【改善状況】
はじめての集団生活で、通所開始時は母子分離が難しく、来所しても泣いていることが多かった。一日の流れが理解出来るように声掛けをたくさん行ったり、職員を介してお友達と関わる事で、楽しく参加できるようになってきた。今ではお友達に会えるのが楽しみで、来所すると嬉しそうに中に入ってくる姿も見られ、保護者様も喜ばれている。
2022.9 富谷先生(理学療法士)
3歳(男子)発達障害傾向 R4.4~利用
【保護者様のご希望】集団生活を送れるようになって欲しい
【目標】集団のペースに合わせて動けるようになる
【改善状況】
自分が行っていることへの過集中傾向にあり自分のペースで取り組みたいという気持ちが強かった。そのため、場面の変化時に「僕やらない!」と集団から離反していた。見通しをもって行動できるように「今は○○のお時間だよ」と具体的な内容の声掛けを行う事から始めた。段階的に指示を上げていき自分から周りのお友達を見る意識が出来るようになり、集団のペースで動く事ができている。
2022.9 眞後先生(保育士)
3歳(女子)発達障害傾向 R3.2~利用
【保護者様のご希望】集団行動ができるようになってほしい
【目標】指示を理解できるようになる
【改善状況】
自分のしたいように動く事が多く、他者の話を聞いて理解する事が難しかった。声掛けを繰り返しながら職員が一緒に取り組むと、通所開始から3ヵ月程で声掛けに対しての反応がよくなり、「○○持ってきて」等の指示にも1人で動けるようになってきた。『手はお膝』の姿勢もできて聞く姿勢もとれており、学習時の指示理解も伸びてきている。
2022.8 富谷先生(理学療法士)
5歳(女子)発達障害傾向 R3.6~利用
【保護者様のご希望】お友達と楽しく遊べるようになって欲しい
【目標】お友達に自分の気持ちを伝えられるようになる
【改善状況】
言葉が拙く、上手くコミュニケーションがとれず一人遊びをしていることが多かった。遊びの中で場面に応じた言葉の促しを行った。「○○ちゃん、貸して」「○○くん、遊ぼう」など文章でのやりとりを繰り返し伝え実践していった。次第に楽しく遊べるようになり、自ら言葉を使って関わろうとする場面が増えた。現在では、教室内のみならず幼稚園のお友達や姉妹での関わりが増え、保護者様も喜ばれている。
2022.8 眞後先生(保育士)
5歳(男子)知的障害 R3.4~利用
【保護者様のご希望】体の使い方が上手になってほしい。体幹が強くなってほしい。
【目標】動作模倣ができるようになる。
【改善状況】
体幹やボディイメージが弱く、体をスムーズに動かしたり動作模倣をするのが苦手な様子だった。様々な運動をする中で大きな筋肉の発達を促して体育座りや椅子に座った時の姿勢を維持できるようになった。それに伴い、動作模倣にも意欲がでてきて、体全体を使ってバランスを取る動きやダンスも出来るようになってきている。
2022.7 眞後先生(保育士)
3歳(女子)発達障害傾向 R3.5~利用
【保護者様のご希望】言葉でコミュニケーションがとれるようになってほしい
【目標】自分の気持ちを言葉で伝えられるようになる
【改善状況】
利用開始時より言葉は増えたものの、やりとりに発展させる事がまだ難しかった。お友達との間に先生が介入して「貸して」「どうぞ」「返して」と模倣で促すところから始め、徐々に「何て言うんだっけ?」と声をかけるのみにし、自分で考えて言えるように見守った。現在は自分から「遊ぼ」と言えるようになり、教室外でもお友達と関われていると保護者様も喜ばれている。
2022.7 富谷先生(理学療法士)
2歳(男子)自閉症スペクトラム R4.5~利用
【保護者様のご希望】集団生活を送れるようになってほしい。
【目標】椅子に座って集団に参加する。
【改善状況】
通所開始当初は、教室内を走り回ったり、嫌なことがあると癇癪を起こす姿が多く見られ、椅子に座る活動への参加が難しかった。活動を楽しいものとして認識してもらえるように工夫し、興味をもった時に「座ってからやるよ」と声をかけた。座れた時に大いに褒めることを繰り返し行ったところ、徐々に机上作業や朝の会、運動に参加することが出来るようになっており、保護者様も喜ばれている。
2022.6 富谷先生(理学療法士)
5歳(男子)発達障害傾向 R3.4~利用
【保護者様のご希望】会話のキャッチボールが出来るようになってほしい。
【目標】質問に答えられるようになる。
【改善状況】
質問に対しての返答が自分自身の話したいことや、脱線した内容になることが多く、一貫性のある会話が難しかった。「はい」「いいえ」の二択で答えられるような質問から始め、次第に自由に返答できる質問を増やしていった。途中で脱線した際は「今の話もっと聞きたいな」と声掛けを行った。今では話に一貫性を持たせ楽しく会話が出来ている。
2022.6 眞後先生(保育士)
3歳(女子)発達障害傾向 R4.2~利用
【保護者様のご希望】スプーンやフォークを使って食事ができるようになってほしい。
【目標】フォークで食べられるようになる。
【改善状況】
自食はできているが、手で食べていた。フォークを促しても握る力が弱く、使えなかった。洗濯ばさみやゴムかけなどで指先、手の力の強化を行い、合わせて昼食時に職員がフォークで食べるよう促した。力がついた事で握れるようになり、フォークを使う習慣もついた事で、現在は自発的にフォークを使って食べられるようになっている。
2022.5 富谷先生(理学療法士)
5歳(男子)知的障害 R3.5~利用
【保護者様のご希望】集団生活が出来るようになる
【目標】活動に参加出来るようになる。
【改善状況】
来所当初は集団での活動や注目される事に苦手意識が有り、中々参加出来なかった。初めは職員が個別に声掛けや指差し等を行い、できた際に大いに褒め、自信をつけた。本児が行う順番も工夫し、環境を整えた。次第に手助けする場面が少なくなった。今現在は自分から動いたり、声を出して活動に積極的に取り組んでいる。
2022.5 眞後先生(保育士)
4歳(男子)発達障害傾向 R3.10~利用
【保護者様のご希望】「何個」が理解できるようになってほしい。
【目標】5個まで数えられるようになる。
【改善状況】
数字は1~10まで言う事は出来ていたが、個数を数える事ができなかった。5色の積み木を用意し、5個中「1個ちょうだい」と1個~5個までお皿に入れる課題を行った。始めは全部入れていたが、「赤を出して」と色を指定して数を合わせ、インプットを行った。1ヵ月程で5個まで自分でできるようになり、現在は7個まで数えられるようになっている。
2022.4 眞後先生(保育士)
3歳(女子)発達障害傾向 R4.2~利用
【保護者様のご希望】自分の事は自分でできるようになってほしい。
【目標】靴、靴下を自分で脱げるようになる。
【改善状況】
通所開始時は何でも職員がやってくれるのを待っている様子だった。手順を明確にして1つずつ指示を伝えながら一緒に取り組むようにし、少しでも出来た時には大いに褒めたところ、表情にも変化が見られた。1カ月経過する頃には褒められると嬉しそうにし、靴、靴下を脱ぐ事は勿論、自分でロッカーまで荷物を持っていけるようになった。ご自宅でも靴を脱ぐのが早くなったと保護者様も喜ばれている。
2022.4 富谷先生(理学療法士)
5歳(男子)発達障害傾向 R3.11~利用
【保護者様のご希望】お箸が使えるようになってほしい。
【目標】補助箸でポンポンを5個移せるようになる。
【改善状況】
手先を使うのが苦手で上手く動かせない様子だった。個別療育で補助箸で直径2cm程のポンポン5個をお皿からお皿に移す課題を行った。初めは力みすぎて5個中2個しか移せていなかったが、3カ月程経つと5個全てを落とさずに移すことができ、最後まで集中して力の調節もできるようになった。
2022.3 眞後先生(保育士)
3歳(男子)発達障害傾向 R3.12~利用
【保護者様のご希望】集団生活ができるようになってほしい。
【目標】やりとりの言葉が使えるようになる。
【改善状況】
言葉も拙く、自分の思い通りにならないと泣いて怒っている事が多かった。その都度「先生のお話が聞けるようになったら来てね」と集団から少し離した。落ち着いた頃を見計らって本児とお友達や職員の気持ちを代弁し、やりとりの言葉や方法を繰り返し伝えて実践できるように支援した。3週間程経つと一緒に「貸して」「やって」と言えるようになり、現在では自発的にやりとりの言葉が出るようになっている。
2022.2 眞後先生(保育士)
3歳(男子)発達障害傾向 R3.7~利用
【保護者様のご希望】1人でトイレができるようになってほしい。
【目標】トイレで排尿ができるようになる。
【改善状況】
オムツで過ごしていたが、お母様から「パンツを履くと言い出した」と報告があり、ご自宅で教室と同じように時間でトイレに行ってもらうようご協力をお願いした。ご自宅で成功体験を積み、1カ月後に教室でも挑戦。トイレで排尿できた時には職員全員で共有し、その場で大いに褒めるようにした。3カ月程で「おしっこしたい」とアピールもできるようになり、現在はパンツで過ごせている。
2022.1 眞後先生(保育士)
3歳(男子)自閉症スペクトラム R3.12~利用
【保護者様のご希望】コミュニケーションがとれるようになってほしい。
【目標】言葉の模倣ができるようになる。
【改善状況】
発声もなく表情の変化も乏しかった。色合わせや形パズルを行いながら「あか」「きいろ」等の声かけをしていった。1か月経った頃、不明瞭ながら模倣して言う事ができた為大いに褒めたところ嬉しそうな表情を見せた。その後、色だけでなく絵本の野菜を指さしながら「にんじん」「じゃがいも」等自発的に言うようになり、保護者様も喜ばれている。
2021.12 眞後先生(保育士)
2歳(男子)自閉症スペクトラム R3.6~利用
【保護者様のご希望】コミュニケーションがとれるようになってほしい。
【目標】言葉が出るようになる。
【改善状況】
発声や身振りでのやりとりはあったが、言葉が出る事はなかった。年上の児童と関わる際に「貸して」「ちょうだい」などの使い方を職員と一緒に言う事で自発的な言葉が増えてきた。現在は「あけて」「貸して」「ちょうだい」といった言葉がすぐに出てくるようになり、保護者様も会話が出来るようになってきたと喜ばれている。
2021.11 眞後先生(保育士)
3歳(男子)自閉症スペクトラム R3.6~利用
【保護者様のご希望】ひらがなが読めるようになってほしい。
【目標】1人で読める文字を増やす。
【改善状況】
文字の認識が難しかったが、50音表と文字が書かれたマグネット、かるたを使用し、2カ月程で同じところに置く事、「りんごの”り”」等を理解できるようになった。現在は単語作りを行っており、口頭での指示で文字を取れるようになっている。『し・り・ひ・い・あ…」と1人で読める文字も増え、保護者様も喜ばれている。
2021.10 眞後先生(保育士)
4歳(男子)発達障害傾向 R3.7~利用
【保護者様のご希望】コミュニケーション力が向上してほしい。
【目標】聞く姿勢が作れるようになる。
【改善状況】
一方的な会話が多く、落ち着いて相手の話を聞く事が苦手だった。個別で『3色のお皿に先生の指示通り個数チップを入れる』課題を行い、聞く時には『手はお膝』の姿勢を促した。初めは「赤に2個、青に2個」の指示も難しかったが、現在は「赤に2個、青に2個、黄色に1個」と3連続の指示も姿勢を崩さず集中して聞き取ることができるようになっている。
2021.9 眞後先生(保育士)
5歳(男子)発達障害傾向 R3.4~利用
【保護者様のご希望】箸がスムーズに使えるようになってほしい。
【目標】補助箸が使えるようになる。
【改善状況】
補助箸を持つことはできるが、開閉の動きがぎこちなかった。直径2㎝程のポンポンをケースに入れる課題を行った。持ち方と開閉の動きを意識して声掛けを行い、20個中10個は落とさずに出来ていたが、1カ月程で20個全てを落とさずに移す事ができるようになった。現在は自発的に持ち方を直すこともできており、直径1㎝のポンポンで挑戦している。
2021.8 眞後先生(保育士)
5歳(男子)ダウン症 R3.4~利用
【保護者様のご希望】細かい作業ができるようになってほしい。
【目標】指先の力をつける。
【改善状況】
親指、人差し指、中指の三指を動かす力が弱く、小さいものを摘まむ動作が難しかった。巧緻性の向上と三指の力をつける為にシュガートングでポンポンを摘まむ課題を行い、摘まむ時に「ギュー」と力を入れる声掛けを行った。初めは1個でも途中で落としていたが、現在は5個まで落とさずにできるようになっている。
2021.7 眞後先生(保育士)
4歳(男子)知的障害 R3.4~利用
【保護者様のご希望】自分の気持ちを表現出来るようになってほしい。
【目標】要求を行動で伝えられるようになる。
【改善状況】
発語がなく、行動での要求もない様子であった。通所開始から1カ月程すると何かを訴えるような様子が出てきた為、”伝えたい”という気持ちが更に出るように「何?」と聞き返すようにすると、次第に指差しや発声、手を引くなどの仕草で伝えられるようになってきた。ご自宅でも『一緒に遊びたい』とお母様を遊びに誘う仕草も見られるようになり、保護者様も喜ばれている。
2021.6 眞後先生(保育士)
5歳(男子)ASD・知的障害 R3.4~利用
【保護者様のご希望】全体に合わせて行動できるようになってほしい。
【目標】先生と一緒に動けるようになる。
【改善状況】
興味のままに動き回る事が多く、指示も通らない様子があった。全体指示だけではなく個別の指示を繰り返す事で少しずつ指示通りに動けるようになり、朝の会や帰りの会、運動の順番待ちでは職員と一緒に座って参加することもできるようになっている。
2021.5 眞後先生(保育士)
4歳(男子)発達障害 R3.4~利用
【保護者様のご希望】嫌な事があっても気持ちを切り替えられるようになってほしい。
【目標】自分で落ち着けるようになる。
【改善状況】
嫌な事があると駄々をこねて職員の注意を引く行動が多く見られたが、職員が反応しないことでその行動は減少した。現在は気持ちがのらずに集団に参加しない事があるが、遠くから眺めながら自分なりに気持ちを落ち着けている様子があり、何故やりたくないのか理由を尋ねるようにするとしっかり気持ちを伝える事ができるようになった。
2022.4 眞後先生(保育士)
3歳(男子)ダウン症 R3.4~利用
【保護者様のご希望】お友達と遊べるようになってほしい。
【目標】教室や先生に慣れる。
【改善状況】
思い通りにならないとおもちゃを投げたり怒ったりする場面が見られた。逐一元に戻す事、拾う事をプロンプトしながら伝えると、2回目にはお友達の傍で遊ぶ姿が見られ、3回目の通所時には投げる場面はなくなった。4回目には自分の気持ちを表現する事も増え、『できた』と自分で拍手をする姿もでてきて保護者様も喜ばれている。